Challenge

少しでも早い復旧と復興を目指しながら、未来へのビジネス戦略にも取り組むべく、新工場を完工する。
新工場においては、変種変量生産において、少ない人数でも効率よく作業を進めて成果を出せる設計・製造プロセスを作り上げたい。そのために、生産管理やMES、CAMとの連携を実現すること
で、開発設計から生産製造までの一気通貫の3次元データ活用をかなえる。

Solution

まず新規開発製品の設計でSOLIDWORKSを利用。
社内に浸透させるために、特に技術者教育に力を注いだ。その3次元設計データやCAMデータ出力機能、板金設計アドインなどを活用し、生産管理システムや工作機械で活用できる体制を整えた。
3Dプリンタを使い、設計現場での部品試作や治具製作にも取り組んだ。

Results

  • CAD/CAM連携、3次元化推進で、設計工数は約2分の1削減し、リードタイム短縮も実現した。
  • 3Dプリンタ活用により、顧客の部品への要望に対して柔軟かつ迅速に対応できるようになった。
  • 3次元データと生産管理システムの連携を実現し、新工場における生産の自動化の基礎を作った。

「SOLIDWORKS はとにかく使いやすい。無料講習会も多く、インターネット上の検索では使い方の情報も多く、学習しやすいと感じ、選定をしました。当社の工場生産の8 割が板金加工ものです。アマダの工作機械の3 次元ソリッド板金CAD システム『SheetWorks』と連携対応していたことが大きな決め手になりました。SOLIDWORKS 導入で、紙中心の手間のかかる管理から解放され、設計データを活かし生産側に流せるようになりました」

上村 直也 氏
開発グループ 開発一チーム チームリーダー