Challenge

3次元モデル解析で、品質向上、材料使用量最適化、新しいデザインの実現を目指す。ポイントは、異方性材料である木材の割れ、折れ、伸縮の予測。

Solution

ミッドレンジ3次元CAD対応の解析ソフトを複数検討したうえで、異方性解析ができ、しかも将来性豊かで業務プロセス変革の武器ともなるツールとして、SOLIDWORKS Simulationを選定。設計に用いているThinkDesignから中間ファイルSTEPを経て、3次元モデルをSOLIDWORKSへ取り込み、強度解析を行う体制を整備。

Results

  • 既存品や新製品の弱点発生箇所可視化と、対策シミュレーション
  • 相対評価として、負荷の傾向把握に成功

「家具用木材の物性値データベースを作るのは非常に大変ですが、辛抱強く作れば貴重な企業資産となり、またとない強みともなるでしょう。シミュレーションにはそれほどに大きな可能性があります。SOLIDWORKS Simulationを信頼性の高い検証システムへと育て、実試験の回数を減らし、最終的には、プロセス改革の武器にしたい」。

富田 龍彦 氏
カリモク皆栄株式会社 技術部 基礎研究課 課長