Challenge

増え続けるSOLIDWORKSの製品設計データを管理するための効率的で低コストのソリューションを見つけ、会社の成長軌道を維持し、より速いペースで成長し続けることができるようにすること。

Solution

クラウドベースの3DEXPERIENCE Worksソリューション(Collaborative Business Innovatorロール、Collaborative Industry Innovatorロール、Collaborative Designer for SOLIDWORKSロールなど)を会社の既存のSOLIDWORKSインストールに追加して、自動化された透明性の高いデータ管理をクラウドで実現します。

Results

  • 2020年に過去最高の59%の成長を達成
  • クラウドベースの自動化された透明性の高いデータ管理を実現
  • ワークフロー、リビジョン管理、品質の向上
  • COVID-19のパンデミック期間中のリモート ワークを支援

STARC Systems, Inc.(Simple Telescopic Airtight Reusable Containment)は、改築工事に伴う粉塵、瓦礫、騒音などを閉じ込める、再利用可能な仮設の封じ込めシステムを設計および製造しています。FireblockWall™、RealWall™、およびLiteBarrier™システムでは、昇降接続と伸縮式トラックを使用して、建設の専門家が(特に感染症対策が必要な医療施設で)仮設の壁パネルを簡単に設置、移動、再構成でき、静かで埃も生じないソリューションが提供されるため、改築を中断せずに済みます。

 

3Dレンダリング

 

SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksによる拡張

STARC社の創設者の1人で、製品開発部門のVice PresidentであるBruce Bickford氏は、1995年にSOLIDWORKS®の最初のバージョンが発売されて以来これを使用してきました。そのため同社が2013年に設立されたときに、SOLIDWORKSの3次元機械設計ソフトウェアを使用して初めてSTARCの製品を開発する際も、難しいことはありませんでした。

SOLIDWORKSによって、STARC社は前年比20~30%の成長を遂げることができました。同社の製品ラインが増加するとともに製品設計データの量も増加したため、その成長軌道を維持するにはデータを管理するための低コストのソリューションが必要になりました。

2018年、同社はPDM(製品データ管理)システムとPLM(製品ライフサイクル管理)システムを試しましたがうまくいきませんでした。しかしその後SolidExperts認定代理店を通じて、3DEXPERIENCE® Worksソリューションを追加すれば、透明性の高いデータ管理機能をクラウドで活用できることが判明しました。STARC社はSOLIDWORKSを3DEXPERIENCE Platformに接続し、プラットフォームに組み込まれているワークフロー管理とリビジョン管理を強化しました。

2019年に3DEXPERIENCE Worksを導入し、COVID-19のパンデミックの中で、STARC社はすぐにクラウドでの共同作業をこなせるようになりました。同社は、データ管理構造とワークフローを改善し、リビジョン管理を強化し、製品の品質を全体的に向上させ、さらに製品のイノベーションを加速させることによって、規模が倍増する中でも。より高いカスタマイズ性を求める顧客の要求に対応しました。その結果STARC社の年間収益は59%増加し、2020年には最高の業績を記録しました。 

 

オフィス

 

3DEXPERIENCE Worksソリューションを使用して、クラウドでデータを共同で操作し管理することにより、今後の成長を効率的かつ効果的に管理するための準備ができます」

Bruce Bickford
共同設立者兼製品開発部門Vice President

カスタマイズ性とコミュニケーションの向上

「当社は数年ごとに規模を倍増させており、お客様からはより高いカスタマイズ性を求められています。そうしたニーズを満たすには、製品のイノベーションを加速し、ワークフローをより徹底的に形式化することによって、イノベーションと変化を管理する必要があります」とBickford氏は述べています。「規模が大きくなるにつれて必要となるのは、製品開発のスループットを向上させることや、スタッフを増やすことだけではありません。設計イテレーションを増やしコラボレーションを促進することで、タスクからタスクへのアプローチではなく、チーム環境へと動いていく必要もあります。3DEXPERIENCE Worksソリューションを使用して、クラウドでデータを共同で操作し管理することにより、今後の成長を効率的かつ効果的に管理するための準備ができます」

 

オフィス

Bickford氏は次のように結論付けています。「当社の製品設計データや関連データ、例えばレンダリングなど、の量が増えるにつれて、安全でコラボレーション可能なデータベースをクラウドに構築することは、さまざまな意味で大きなメリットになります。データの整合性が確保されるため、適切なファイルで作業しているかどうかや、上書きしてはいけないファイルを上書きしていないかどうかを気にする必要がなくなります」

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