Challenge

人気の競技番組、“BattleBots”のリブート編で競うため、戦闘ロボットを短期間(通常はたった1か月)で開発すること。

Solution

SOLIDWORKSの設計、シミュレーション、ビジュアリゼーション、製品データ管理(PDM)、PCB設計ソリューションを使用。

Results

  • すべてのトップ チームでSOLIDWORKSソリューションが使用されました
  • 習得しやすいSOLIDWORKSにより、若いロボット工学設計者の指導がより容易になりました
  • SOLIDWORKS専用のさまざまな設計ツールやエンジニアリングツールが活用されました
  • SOLIDWORKSの3次元設計を使用して、ロボットの設計に独自性と色が追加されました

BiteForce、HyperShock、Witch Doctor、SawBlazeなど、BattleBotsのトップの戦闘ロボット チームの多くは、SOLIDWORKSを使用しています。これらのチーム リーダーは皆、幼い頃からエンジニアリングや、ロボット工学の設計、競技用戦闘ロボットの製作に関心を持っていました。また、BattleBots用のロボットを開発したり、若い人たちが競技用ロボットを通じてエンジニアリングに携わる意欲を引き出したりするために、SOLIDWORKS®の使いやすく幅広い設計ツールやエンジニアリング ツールを好んで使用する傾向も似ています。

しかし、チーム リーダーがSOLIDWORKSを使用する方法はさまざまです。

 

BattleBotsとSOLIDWORKSで若いエンジニアの意欲を引き出す

 

関連リソース

指導に最適

BattleBotsで4度優勝したチームBiteForceのキャプテンであるPaul Ventimiglia氏は、「ジュラシック・パーク」、「スター・ウォーズ」、「ターミネーター」などの映画特殊効果のアニマトロニクスを製作したいと考え、ロボット工学に興味を持ち始めました。最近は、FIRST® Roboticsチームの指導者としてボランティア活動を通じて、ロボット工学の若い設計者やエンジニアの意欲を引き出すのに一役買っています。

「競技、ロボット工学、およびエンジニアリングを競技として使用するという点において優れたプログラムです。設計やブレインストーミングに関して多くのことを素早く実地に学んだり、非常に幅広いスキルを実際に教えたりするには、素晴らしい方法だと思います。たとえばSOLIDWORKSで最初に詳細な作業を行い、次に実際にこれらの部品を自分で作成し、外部の工場ですべてを、数か月ではなく数日以内に作成し、アイデアをテストすることができます」とVentimiglia氏は述べています。

 

指導に最適

 

ユニークな戦闘ロボットを1か月で設計

BattleBotsのスケジュールでは、チームが設計作業を完了できる製造期限は約1か月です。HyperShockチームのメンバーは、何千マイルも離れた場所にいるため、同時に共同で行う設計作業は、夜と週末に行われます。SOLIDWORKSでは、多数の設計イテレーションを迅速に実行でき、限られた時間枠でロボットを完成させることができます。

HyperShockチームのキャプテンWill Bales氏は、「私たちは製造期限をぎりぎりまで延ばし、文字通り最後の最後までイテレーションを実行することで、間違いなく優位に立つことができます」と説明しています。さらに、SOLIDWORKSは業界標準のデータ形式であるため、チームは製造やアセンブリの遅延を最小限に抑えることができます。また、Bales氏は、SOLIDWORKS Visualizeのレンダリング機能により、ロボットのユニークな外観を向上できるとも強調しています。これは、このチームにとって重要な機能です。
 

SOLIDWORKS BattleBotsの事例

 

トポロジー・シミュレーション・スタディによる強度、剛性、重量のバランス調整

BattleBotsのチームは、SOLIDWORKSの設計ツールに加えて、さまざまな統合シミュレーション、ビジュアリゼーション、製品データ管理(PDM)ソリューションを活用しています。たとえば、Witch DoctorチームはSOLIDWORKSのトポロジー最適化機能を使用して、ロボットの重量、強度、剛性間の関係のバランスが良くなるように調整します。「250ポンド(約113 kg)の重量制限未満で製作しなければ、競技に参加できないんです」と、Witch Doctorチームの主任設計者兼ドライバーであるMichael Gellatly氏は述べています。

 

「昨シーズンは、4ポンド(約1.8 kg)重量が超過していたので、重量を減らすため一部を削って犠牲にする必要がありました。SOLIDWORKSのトポロジー最適化ツールを使用すると、材料や重量をカットする際に、強度や剛性を犠牲にしないだけでなく、むしろその両方を向上できる場所を知ることができます。私たちは、現在のデザインから5ポンド(約2.2 kg)削減すると同時に、ロボットの重要な部分を強化することができました。」

Michael Gellatly
主任設計者/ドライバー

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