EM Dynamicsは、カナダの大手製品開発コンサルタント企業兼、EMS(委託製造業者)です。同社には40年以上にわたって、世界各地のクライアント向けに、機械製品および装置の設計、エンジニアリング、製造、統合を手がけてきた実績があります。EM Dynamicsは、トロントに80,000フィート四方の最新の製造施設を構え、高精度の板金の設計や加工、CNC機械加工、組み立て、テスト、サプライ チェーン管理など、幅広い専門的な製品開発能力を顧客に提供しています。
このコンサルタント企業は、最先端のテクノロジーを活用して、高レベルの設計、エンジニアリング、プロセス制御、製造サポートをクライアントに提供しています。機械エンジニアであるSohaib Siddiqui氏によると、このような事情を背景に、EM Dynamicsは10年以上前から、SOLIDWORKS® による製品開発環境を標準にしているとのことです。
「当社では、設計、エンジニアリングおよび製造の各工程と、それに応じたツールとして何を使うべきなのかを検討することに重点を置いています」とSiddiqui氏は述べます。「SOLIDWORKSは使いやすく、それは過去15年間にわたって当社が使い続けた唯一のCADシステムとなっている理由でもありますが、それだけでなく、板金の設計ツールとシミュレーション ツールが一体化していて、製品の開発と微調整が迅速かつ容易にできるようになっています」
EM DynamicsはSOLIDWORKS設計およびエンジニアリング ソリューション(SOLIDWORKS Standard、SOLIDWORKS Professional、SOLIDWORKS Simulation)を利用していますが、同社は提案する設計コンセプトの写実的なレンダリングの作成に、サードパーティ製のレンダリング ツールを使っていました。
「SOLIDWORKS Visualizeのレンダリング機能をSOLIDWORKS Professionalに追加したときの様子を、当社のSOLIDWORKS販売代理店であるJavelin Technologiesが開催したセミナーで見る機会がありました。そこで、アプリケーションがレンダリングを再生し始めると、実用性が非常に高いことが分かりました」とSiddiqui氏は説明します。「経営陣はSOLIDWORKS Visualizeが生み出すレンダリングを非常に気に入り、それ以上のものがあるか聞いてきました。これで当社がSOLIDWORKS Visualize Professionalの購入が決定しました。どうしても必要であることは既知の事実でした」
Visualize Professionalを使用して設計コンセプトに命を吹き込む
EM Dynamicsは、SOLIDWORKS Visualize Professionalを使って、設計コンセプトを、ハイエンドの写真と区別がつかないほどの圧倒的な写実性を持つイメージにすばやく変換できます。かつては、「実物そっくり」の設計コンセプトをクライアントにプレゼンするために、物理的な試作品を作成していたこともありましたが、SOLIDWORKS Visualize Professionalを導入してからは、プレゼン用の試作品をつくる必要性がなくなりました。
「SOLIDWORKS Visualize Professionalを追加することにより、自由に創造性を発揮することができました」とSiddiqui氏は強調します。「当社のクライアントは、画期的な製品設計を作ることを当社に要求してきます。顧客に当社の創造性を伝達できるようにする必要があります。SOLIDWORKS Visualize Professionalを導入する前は、コンセプトを顧客に理解してもらえるように物理的に試作しなればならないケースが多々ありました。今では、自分たちのアイデアを効果的に伝達できるようになり、それと同時に時間とコストの節約も達成しています」