CCTY Bearingは、高性能軸受とアセンブリを設計および製造しています。同社は、球面滑り軸受、ラジアル玉軸受、タイ ロッド、玉継ぎ手、自己潤滑ブッシングなどの従来の軸受製品から、特許申請中のSquare Ball Universal Joint™(自在継ぎ手)アセンブリなどの革新的な軸受設計まで、幅広い製品を取り揃えています。CCTY Bearingは商用の軸受製品の製造に加えて、OEM(相手先ブランド製造業者)向けのカスタム軸受ソリューションも製造し、ゴルフ カート、フォークリフト、スノーモービル、ATV、UTV、特殊車両メーカー向けのステアリング リンケージ、サスペンション/ホイール システム、およびカスタム軸受アセンブリの開発を専門としています。CCTY Bearingはその販売、エンジニアリング、設計の各部門と倉庫を米国、ドイツ、日本、中国に構えており、中国の鎮江市に製造工場があります。2015年にCCTY Bearingは、顧客とのやり取りをサポートし、中国の製造部門スタッフとのコミュニケーションを改善し、開発リードタイムを短縮するために、米国で3次元設計およびシミュレーション ソリューションを導入したと戦略販売マネージャーのJohn Sweetwood氏は言います。「当社では3次元CADソリューションを使用せずに業務を行おうとしましたが、過程で情報が失われたため、あまりに多くの修正や遅延が発生しました」とSweetwood氏は思い起こします。「時間がかかり過ぎるとすべての取引を失ってしまいます。お客様と直接協力して設計概念を考案し、それらを確実にお客様の用途で機能させるために、当社は設計およびシミュレーション プラットフォームを導入することを決定しました。さらに、中国の製造工場とのコミュニケーションを改善し、試作品の管理を強化してプロセスをスピードアップしたいと思っていました」。CCTY Bearingは、Pro/ENGINEER®とSOLIDWORKS の3次元設計プラットフォームを評価した後に、SOLIDWORKSに一本化しました。同社が、SOLIDWORKS Professional、SOLIDWORKS Premium、SOLIDWORKS Simulation Premiumを導入した理由は、これらが使いやすく、3次元視覚化およびコミュニケーション ツールや統合された設計解析機能を備えていたからでした。「当社ではシミュレーションを日常的に使用するため、堅牢で統合されたシミュレーション機能にアクセスできることが決定要因でした」とSweetwood氏は言います。
顧客や製造パートナーとのやり取りを改善
2015年にSOLIDWORKSソリューションを導入して以来、CCTY Bearingは開発時間と納期を大幅に短縮しています。その理由としては、視覚化や、顧客および製造部門の同僚とのコミュニケーションが改善されたこと、さらにシミュレーション ツールを使用して性能を検証して最適化できるようになったことが挙げられます。「SOLIDWORKSは、当社がお客様の問題を迅速かつ機敏に解決するのに役立ちました」とSweetwood氏は述べます。「SOLIDWORKSを使用して、概念設計をすばやく策定してお客様の特定の合致部品で機能するかを判断してから、その設計をお客様や当社の製造パートナーと共有できます」とSweetwood氏は続けます。「SOLIDWORKSを使用することで目の前に設計を提示できるため、話し合いが円滑に行えるようになりました。お客様がSOLIDWORKSを持っていない場合は、SOLIDWORKS eDrawings®を使用することで、お客様に設計を視覚的によく理解してもらうことができました。コミュニケーションの改善だけでも、必要な設計の反復検証数を削減するのに役立ちました」