Challenge

エンドアーム ツーリングと接続ソリューションの機械設計と電気設計を効率的に行う。

Solution

SOLIDWORKS Premium機械設計解析ソフトウェア、SOLIDWORKS Electrical Schematic設計ソフトウェア ソリューションを導入しました。

Results

  • 電気回路図の品質を向上
  • コスト効率のよい電子回路図ソリューションを実現
  • 成長に合わせて熟練した設計者の雇用を促進
  • システム アセンブリを単純化

Applied Robotics, Inc.は、オートメーションとロボット産業向けにエンドアーム ツーリングと接続ソリューションを提供する最先端のグローバル プロバイダです。1983年に設立し、ISO-9001の認定を取得しているこの会社は、創業以来、製造プロセスの効率化と向上に取り組んでいます。Applied Roboticsは、最新の自動化技術とソリューションを顧客に提供し、自動化の複雑なニーズに対応するため、他の大手ロボット メーカーと連携しています。この会社は、ツール チェンジャー システム、衝突センサー、グリッパー、接続システムなど、革新的な自動化サービス ソリューションを設計し、製造しています。

Applied Roboticsは、Fortune 500の大企業から小規模な非公開会社に至るまで、自動車、製造、溶接、アセンブリ、パレット配置、材料除去、原材料処理、研究所、食品加工など、様々な業種に対応するソリューションを提供しています。従業員所有企業であるApplied Roboticsは、スタッド溶接ロボットを統合したツール チェンジャー ツール、単軸ロボットの力センサー アセンブリ、ロボットの過荷重検出などの発明で国内外で40を超える特許を取得しています。

2008年まで、Applied RoboticsはSolid Edge®機械設計パッケージとE3®電気設計パッケージw使用して、ロボット オートメーション ソリューションの機械設計と電気設計の開発、製造、アセンブリを行っていました。しかし、VP兼エンジニアリング担当ディレクターのStefan Casey氏によると、電気回路図を扱うのは簡単ではなく、機械パッケージに慣れているエンジニアの採用も容易ではありませんでした。このため、3次元設計ソリューションを見直すことにしました。

「電気回路図ソフトウェアのサポートはなく、この地域でSolid Edgeに慣れている企業や設計者も見つかりませんでした」とCasey氏は振り返ります。「類似した経験のある地元の企業や設計者、エンジニアを探してみましたが結果は同じでした。そのときに出会ったのがSOLIDWORKS®ソフトウェアです。私たちは、購入を前提に試用版で検討を始めました。その結果、2013年にSOLDIWORKSへの移行を完了しました」

Applied Roboticsは、SOLIDWORKSソリューションを標準ツールとして採用し、SOLIDWORKS Premium機械設計/解析ソフトウェアとSOLIDWORKS Electrical Schematic設計ソフトウェアを導入しました。これらのソフトウェアは使いやすく、採用を検討したエンジニアの多くが使用していました。また、機械設計と電子回路図の設計を連携して行うことができます。

「SOLIDWORKSを採用してから、エンジニアの発掘も楽になりました。ビジネスの成長に合わせて、エンジニアリング部門の人数は倍になりました」とソリューション マネージャのTom Marcella氏は話しています。「SOLIDWORKSパッケージが良いと多くの同僚から推薦されました。人材の確保も楽になり、トレーニングにかかる時間も少なくなりました」

 

図面や回路図は見た目が第一

Applied Roboticsが作成する電気回路図や空気圧回路図は、それほど複雑なものでも、高度なものでもありません。しかし、回路図は顧客と共有するため、機械設計者とのコラボレーションを円滑に行い、システム アセンブリをサポートするため、機能の改善は不可欠です。「回路図や図面の品質は、顧客の印象で決まります」とMarcella氏は強調します。「プロ仕様でない粗末な図面に見えれば、プロジェクトの推進は難しくなります」

「私たちの図面レイアウトは顧客に良い印象を与えています」と電子制御部門のエンジニアであるMichael Spiesbach氏は話しています。「SOLIDWORKS Electrical Schematicデータベースに新しい記号を追加することで、見栄えの良い回路図は作成できるようになりました。もちろん、作成に手間はかかりません」

SOLIDWORKSに切り替えてから共同作業が効率的になりました。統合ソリューションで作業が簡単になりました。

Tom Marcella氏
ソリューション マネージャ

SOLIDWORKS Premium機械設計ソフトウェアとSOLIDWORKS Electrical Schematic設計ソフトウェアを組み合わせることで、Applied Roboticsはコラボレーションとドキュメンテーションの改善に成功しました。その結果、設計とアセンブリの両方で生産性が向上しています。「SOLIDWORKSに切り替えてから共同作業が効率的になりました。統合ソリューションで作業が簡単になりました」とMarcella氏は話しています。

「コレボレーションという点では、電子設計回路図を最初に完成させる必要があります。この回路図で機械設計者は必要な接続対象と空間パラメーターを確認できます。シューボックスやクォーターのサイズに合わせて現在のリミッターを調整できます」とMarcella氏は続けます。「電気回路図の作成は、SOLIDWORKS Electrical Schematicソフトウェアで簡単になりました。操作だけではなく、共有も簡単になりました」

 

統合ソリューションのメンテナンス

Applied Roboticsは、SOLIDWORKS販売代理店のCADimensionsからサポートを受けるため、SOLIDWORKS Subscription Servicesを購入しました。Marcellaは次のように話しています。「機能を常に最新の状態に維持できるので、SOLIDWORKSライセンスでメンテナンス契約を結びました。

しかし、より重要なことは、ソフトウェアをよく知る人物のサポートを利用でき、問題をすぐに解決できることです。このようなサポートは前のソリューションにはありませんでした。発生した問題をすぐに解決できるので、生産性の向上に役立っています」